自動詞/他動詞 get
意味 ~手に入れる
getにはいろんな意味があり、手に入れる以外にも、「受け取る」「身に着ける」「捕まえる」など他にもいろんなものがあります。
さらには、自動詞だったり、他動詞だったりと、簡単な動詞なんですが、深く考えれば複雑。
そんなgetとよくセットで使われる前置詞-at-into-off-over-from-と組み合わせるとどうのような場面で使えるのか、解説してみたいと思います。
▶︎動詞GETと前置詞-at-into-off-over-from-との組み合わせ
まず相性のいい前置詞は以下の5つがメインになります。
at ~で
into ~の中へ
off 〜から離れて
over 〜を越えて
from 〜から
get at ~に達する、~に届く
atは”ある地点’’を表す前置詞です。
そこに、「達する」という意味でも使われるgetと組み合わせると、「~に達する、届く」という意味になります。
簡単なgetとatの組み合わせですが、その言い回しは少し実践的で、中級者向けのような感じです。
He gets at truth. 彼は真実にたどり着く。(真実を突き止める。)
What are you getting at? 何をあなたは言いたいの?(何を目指しているの?)
get into ~に巻き込まれる、入り込む(足を踏み入れる)
intoは「~の中へ」という意味で、外側から内側へというイメージを持っています。
getを組み合わせると「~に巻き込まれる、入り込む(足を踏み入れる)」という意味になります。
He is getting into the trouble. 彼はそのトラブルに巻き込まれて行ってます。
We got into the ghost town. 私たちはそのゴーストタウンに足を踏み入れた。(入り込んだ。)
get over 乗り越える、克服する
overは「越えていく」というイメージがあります。
getと組み合わせると、乗り越える、つまり克服するとも理解できます。
Let’s get over the mountain today. 今日その山を乗り越えよう。
I will get over this adversity. 私はこの逆境を乗り越える。
例のように、実際にある具体的なもの、例では山などにもget overを使えますし、逆に抽象的な対象、例では逆境、というようなものにも使うことができます。
get off ~から降りる
offには「離れる」という意味があります。
getと組み合わせることで、「降りる」という意味になります。
I will get off at the next station. 次の駅で降ります。
I get off the bus. バスから降ります。
逆に乗り込む場合はget onです。
I get on the bus. バスに乗る。
get away(副詞) ~を離れる
これまで、前置詞との組み合わせを紹介してきましたが、このawayは副詞になります。
get offととても混同しやすいので、追記したいと思ったので、紹介しておきます。
get offは「降りる」という意味ですが、get awayは、「離れる」という意味になります。
前置詞との用法と違いget awayだけで使用することもできます。それはawayがその後ろにくる名詞ではなく、前にある動詞と結びついているからです。
逆に前置詞は、その後ろにくる名詞の補助的役割なので、その名詞がないということはありません。つまり、get offと言ったら必ず、そのoffと結びつく名詞が後ろにあるはずなんです。
Get away! 離れて!
Don’t let him get away! 彼を逃がすな!
Get away from 〜から離れる
少し続きになりますが、get away fromという使い方もできます。
get awayで「〜を離れる」という意味なので、fromを付け足すことで、「〜から離れる」という意味になります。
Get away from there! そこから離れろ!
Don’t get away from this place. この場所から離れるなよ。
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