【中学英語】▶︎動詞ASKと前置詞-about-for-after-around-との組み合わせ

他動詞 ask

意味 ~を質問する。~を尋ねる。~に依頼する。

askは他動詞に分類されており、I ask.だけでは意味が通じ切らない。

聞き手が何を尋ねるんだろう?となってしまう時点で、文が完全じゃないことが分かります。もう少し言えば、その動詞の訳に「~を」「~に」が含まれるので、その情報を入れない訳にはいかないからです。

I ask a question. 私は質問をします。

I ask Paul. 私はポールにお願いをします。

このように、askは物に対しても、人に対しても使うことができます。askの後ろに人をつけるとお願いする。依頼するという意味になります。

それでは、そんなaskが接続詞とabout、after、for、aroundと組み合わされるとどう意味が変化するのか今回は解説してみたいと思います。

▶︎動詞ASKと前置詞-about-for-after-aroundとの組み合わせ

まず相性のいい前置詞は以下の4つがメインになります。

about ~について

for ~のために

after ~の後に

around ~の周りに

なんとなくafterとaroundは動詞askと組み合わせたとき、どんな意味になるのかイメージしづらいんじゃないでしょうか。

いや、もしかするとforもかもしれませんね。

気になったら読み進めてください。

ask aboutの使い方

ask about ~について尋ねる

一番シンプルで分かりやすい組み合わせです。

aboutには「~について」という意味がありますので、そのまま、「~について尋ねる。」というときに使います。

I ask about weather in Canada. 私はカナダの天気について尋ねます。

また、aboutの後ろに人を置くこともできます。

I ask him about his current job. 私は彼に現在の仕事について尋ねます。

askの後ろに人を置き、その後ろに名詞を置くと、「誰々に、何々を聞く。」という文章になります。SVOOという形です。

もし、その「~に、~を」という順番を「~を、~に」と入れ替えたい場合には、その間にtoを入れて入れ替えます。

I ask him about his current job. 私は彼に現在の仕事について尋ねます。

I ask about his current job to him. 私は彼の現在の仕事について彼に尋ねます。

toへ追加する形になります。意味はほとんど同じ。

でもこのケースではSVOOの分類からは外れSVOになります。SVOにtoで情報を追加するという感じです。意味は変わらないので、その場その場で言いやすいほうでいいと思います。

ask forの使い方

ask for ~を求める。~を要求する。

forには方向性を示すニュアンスがあります。そして、他にも「代わりを提示する」というイメージもあったりします。

ですので、このケースでは、askの依頼するという意味と組み合わさって、「代わりを依頼する。」つまり、何かを求める。何かを要求する。という意味になります。

I ask for day off. 私は休暇を求める。

He asked for an increase in pay. 彼は賃上げを要求した。

Do you ask for a fight? 喧嘩売ってんのか?(喧嘩を求めてるのか?)

ask afterの使い方

ask after ~(人の様子)を尋ねる。

afterは「~の後に」という意味なので、この場合では、その後を尋ねる。つまり誰かのお見舞いの時や、ケガ、病気の経過を尋ねるときに出現する表現です。

My mother asked after him at home. 私の母は彼の家での様子を尋ねました。

Did you ask him after in the hospital? 病院での彼の様子はどうだった?(病院での彼の様子を聞いた?)

ask aroundの使い方

ask around ~を聞いて回る。

aroundには「~の周り」という意味がありますので、askと組み合わせるとそのまま「聞いて回る」と表現することができます。

He asks around her reputation. 彼は彼女の評判を聞いて回る。

She asked around a wage in the company. 彼女はその会社で賃金を聞いて回った。

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