むしろ、〇〇がしたい。むしろ、〇〇がいい。〇〇の方がマシ。どちらかと言えば、〇〇がいい。いっそ、〇〇したい。
これらはすべて「I’d rather」を使ってできる表現です。
この表現を覚えると、好みを自然に主張できるようになります。
使わなくても、もちろん「〜が好き」「〜がしたい」というように好みを伝えることははできるかもしれません。
ただ、シンプルすぎる表現しかできないと、すこし子供っぽく感じられてしまうかも。
このratherを使った表現で、自然に主張できるようになってみませんか?!
好みを主張する表現
I’d ratherはI would ratherの省略形。
会話では、ほとんどのアメリカ人はI’d rather〜と省略して発音しています。
そして、ratherのうしろには動詞の原形を置きます。
to不定詞ではないことに注意です!
◯I’d rather do.
✖I’d rather to do.
では、I’d ratherでどんな使い方ができるのか、どんな表現ができるのかを確認していきたい思います。
①選択の主張 thanと組み合わせる
I’d rather drink beer than wine.
ワインよりもビールが飲みたいな。
いきなり例文からだと少しわかりづらいと思いますが、このように表現することができます。
大概はまず始めに、「〇〇と〇〇だったらどっちがいい?」と選択するような会話があります。
上の例文に合わせて会話例で確認してみます。
A:What do you want? Some are wines others are beer. Wine?
何がほしい?ワインもあれば、ビールもあるよ。ワインにする?
B:I’d rather like beer than wine.
ワインよりもビールがむしろいいかな。
②thanがないといけない訳ではない
先の例ではthanがありましたが、ないといけない訳ではありません。
I’d rather talk about this later.
これについては後に話したいな。
I’d rather handle my problem by myself.
私は自分で自分の問題は解決したい。
一つ目の文は、今その事について話すよりも、後がいいな。
二つ目の文も、誰かに解決してもらうよりも、自分で解決したい。
このように、「むしろ~がいい。」と選択の表現の一つと考えることもできます。
③やんわりお断りする場合にも便利
I’d rather stay in a hotel.
どちらかと言えばホテルにとどまりたいかな。
こんな表現の仕方もあります。
この場合も、会話例で見てみます。
A:This friend of mine wants to get together tonight. Will you join us?
私の友達が今夜会いたがってるんだけど、君も参加する?
B:I’d rather stay in a hotel.
私は、(どちらかと言えば)ホテルにいたいかな。
④否定もできるI’d rather not
ちょうどいいのでここの会話例で否定の文も確認しておきます。Bが「どちらかと言えばいきなくないな。」ということもできます。
その場合はこう。
A:This friend of mine wants to get together tonight. Will you join us?
私の友達が今夜会いたがってるんだけど、君も参加する?
B:I’d rather not do.
どちらかと言えばしたくないかな。
⑤仮定法としてのI’d rather
前にも仮定法についての記事を書きましが、このI’d ratherも仮定法としての使い方があります。
これも会話で確認したほうが、うまく表現できそうです。
I hear he will quit a job.
彼は仕事を辞めるって聞いたよ。
I’d rather he stayed long.
彼には、長くとどまってほしかったんだけどね。
仮定法での注意ポイント
注意ポイントは仮定法の場合には、I’d ratherの後ろに文章がつながるところです。
would ratherの基本的な使い方はI’d rather 原形不定詞という形ですので、仮定法の場合のみ、注意するようにしましょう。
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