他動詞 answer
意味 答える。~に応じる。
他動詞なので、I answer.という文は成り立たずに、その文章が少し変に感じる文章です。
例えば、I answer.と言ったら、「何を答えるんだ?」と周りから見て分からない。完結していない文章ということ。
シンプルな文章で考えると、I answer a question.とかI answer the call.のように、目的語が入って初めて文章の体を成します。
それでは、そんなanswerが接続詞と組み合わされるとどう意味が変化するのかを今回は解説してみたいと思います。
▶︎動詞ANSWERと前置詞-for-to-with-との組み合わせ
まず相性のいい前置詞は以下の3つがメインになります。
for ~のために
to ~に対して、~へ
with ~とともに
forとtoはどちらも「方向性」を意識させる前置詞です。ですので、似たような使い方も多いので、違いを知っておくといいかもしれません。
answer forの使い方
answer for ~の責任を負う、~の報いを受ける
forは方向性を示す前置詞ですが、その結果まではどうなったか?というところまでは分かりません。例えば、I bought a gift for her.という例文があったとすれば、ギフトは彼女のために買ったけれど、あげたのかまでは分からない。
もしかしたら、気が変わって、違う人にあげたかもしれないし、あげなかったかもしれません。
ですから、少し未来への暗示のようなニュアンスもあったりします。
そして、そのような意味のforが「~に応じる」という意味のanswerと組み合わさると、「~の責任を負う」「~の報いを受ける」という意味となります。
少し、未来への予想、占いの雰囲気がありますよね。
例①
I have broken the product now. 今、私はその商品を壊してしまった。
I will answer for my fail. 私の失敗の責任をとるよ。
answer toの使い方
answer to ~に答える。~の責任を取る。
toには、「~に対して」という意味があります。また、「~へ」とか「~に」という方向性を示すものですが、正面から対面するようなイメージもtoにはあります。
ですので、「~に対して、責任を負う」という意味になります。
answer toの後には、基本的には、人を置きます。
例①
I answer to the client. そのクライアントへの責任は私が負います。
例②
Who do you answer to? 誰があなたの上司ですか?(誰に対してあなたは答えますか?)
例③
I answer to Billy. ビリーは私の部下(上司)です。
answer withの使い方
answer with ~で答える。
withには、「~と」「~とともに」という意味があります。
つまり、誰かと一緒に寄り添うイメージです。
この場合のwithと組み合わされるのは、行為であることが多いです。
例①
I answer with money. 私はお金で答える。
例②
I answer with quick response. 速いレスポンスで回答する。
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