貸すと借りる lendとborrowの使い方の違い
日本語ではものを借りる時、貸すとき、どちらも似た言葉ですが、それぞれが区別されています。
漢字も借りると貸すでは異なって割り当てられています。
誰からから、自分へものが来る場合は「借りる」
自分から誰かにものがいく場合は「貸す」
という違いが、主な使い分けですよね。
英語でも同様に、それぞれの貸し借りの「方向」によって、lend、borrowの使い分けを行います。
今日はより詳しく理解するためにmmmEnglishのEmma先生の動画から勉強していきたいと思います!
lend貸すとborrow借りるの違い
to lend 貸す
to borrow 借りる
lendの使い方
まずは、lendから勉強したいと思います。
lendは貸すという意味で、誰かに何かを与えて、それが戻ってくるということを意味した動詞です。
I will lend you some money when I get paid.
He lent his car to a friend for the weekend.
文章の構成は
SVOO 主語 lend 誰に 何を
SVO+to 人 主語 lend 何を to 誰に
この2通りが一般的です。(誰にという目的語を省くことも可能ですが、貸し借りの文の場合には、誰に貸すのかという情報はとても重要なので、あまり省かないと思います。)
またこのlendですが、イギリス英語とアメリカ英語での違いがあります。
イギリス英語では、lendですが、アメリカ英語ではloan
イギリス英語 Can you lend me some money?
アメリカ英語 Can you loan me some money?
お金以外の場合でも同様にloanという動詞を使うことができます。日本人にとっては、ローンという言葉は、お金を借りるという意味で使いますので、少し違和感がありますね。ただ、私はアメリカ人の友人にlendを使っていましたが普通に通じます^ ^
borrowの使い方
次にborrow借りるについてです。
borrowは借りるという意味で、誰かから自分に対して何かが与えられて、それを返す場合の表現です。
Can I borrow a pen?
Can I borrow your phone to call my mom?
日常会話では、欠かせないフレーズだと思います。
構成は
SVO 主語 borrow 何を
となります。
もし、誰から借りる。という情報を付け加えたい場合には、from 誰々を語尾に置けばOKです。
I borrowed a pen from him.
そして、lendもborrowも下記のような場面では、同じような意味合いとして両方使うことができます。
Can you lend me your car for the weekend? 週末のために車を私に貸すことできる?
Can I borrow your car for the weekend? 週末のために車を借りてもいい?
どちらも同じとても似た意味ですが、当然文章の構成としては異なっています。
注意点としては、このような文章はNG。
✖️ Can I lend me your car for the weekend?
✖️ Can you borrow me your car for the weekend?
lendは貸す側の所有するものに対して使うことができる動詞です。ですので、このように使ってしまうと意味が通じません。直訳すれば、私は私にあなたの車を貸せる?とよくわからないものになってしまいます。
また、borrowも借りるという言葉です。そして、上の例文では、車を所有しているのは、「私」ではありません。ですから、直訳で、あなたは私にあなたの車を借りれる?というような意味のよくわから似文章構成となってしまいます。
意外かもしれませんが、このような間違いは頻繁に起こりがちです。しっかりとlendが使えるシチュエーションとborrowが使えるシチュエーションを理解しておきましょう。
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