英語の目的格とは?わかれば難しくない使い方と例文
「目的格」と聞くとなんだか難しそうに感じますよね。
でも実際には仕組みを理解すればシンプルです。この記事では、目的格の基本・種類・例文・注意点 を整理して解説します。
目的格とは?
目的格とは、動詞の後ろに置かれて「〜に」「〜を」という意味を表す形です。
日本語でも「彼に渡す」「彼女を知っている」のように「に」や「を」がつきますが、それと同じ働きをします。
目的格の種類
代名詞は「主格 → 所有格 → 目的格 → 所有代名詞(独立所有格)」と変化します。
例:I → my → me → mine
主な目的格の一覧
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me(私に、私を)
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you(あなたに、あなたを)
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him(彼に、彼を)
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her(彼女に、彼女を)
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us(私たちに、私たちを)
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them(彼ら/彼女ら/それらに・を)
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it(それに、それを)
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Tom(トムに、トムを)
👉 ポイント:どれも 「〜に」「〜を」 の意味を持ちます。
基本的な例文
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Give me a second.(私に少し時間をください)
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He made me angry.(彼は私を怒らせた)
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I appreciate you.(私はあなたに感謝します)
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I give you it.(それをあなたにあげるよ)
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I like him.(私は彼を好きです)
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I love her.(私は彼女を愛しています)
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I know them.(私は彼らを知っています)
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I like it.(私はそれが好きです)
👉 動詞の後ろに目的格があることを確認しましょう。
注意ポイント|2つの目的格が並ぶとき
混乱しやすいのが「I give you it.」のような文です。
この場合、you と it の両方が目的格です。
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I give you.(あなたにあげる → you が目的格)
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I give it.(それをあげる → it が目的格)
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I give you it.(あなたにそれをあげる → you も it も目的格)
👉 2つ並ぶときは 「〜に」「〜を」の順番 になります。
第四文型(SVOO)と目的格
I give you it. のような形は SVOO(第四文型) と呼ばれます。
この場合は「〜に」「〜を」の順序が決まっているため、I give it you. とは言いません。
ただし、次のように to を使って表現する方法 もあります。
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I give it to you.(私はそれをあなたにあげます)
👉 この場合は 「〜を to 〜に」 の形になります。
目的格を覚えるコツ
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目的格は 動詞の後に置かれる
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2つ並ぶときは 「〜に」「〜を」の順番
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混乱しやすいときは「は・の・に・を・い」で変化の流れを覚えておく
まとめ
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目的格は 「〜に」「〜を」 を表す形
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動詞の後に置かれるのがルール
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2つ並ぶ場合は 「〜に」「〜を」の順番
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I give you it. は SVOO(第四文型)、I give it to you. も正しい表現
👉 英語の目的格を理解すれば、日常会話でも文章作成でも役立つ基本文法 がしっかり身につきます。
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