【中学英語】受動態(受け身)の用法 be動詞と過去分詞を使ってできる表現

受け身表現(受動態)を使いこなす!

受け身表現はする側、される側と分けて考えれば、2分の1の確率です。

かなり使用頻度が高いということは理解していただけるところだと思います。

でも、誰に?~されたのか。その時はby? from? of? in?のどれを使うべきか、などいろいろと悩ましい部分があります。

今日はこんな受け身表現(受動態)をしっかりと解説していきたいと思います!

ちなみに受け身と受動態は同義語です。

受け身表現、受動態を使うシチュエーション

受け身を解説する前に一体どんな場面で受け身を使うのかを簡単にまとめておきます。

実は2つしかありません!

1 動作の主語が不明確な場合

My wallet was stolen!  私の財布が盗まれた!

私の財布が盗まれた!→誰がやったかわからない場合、能動態(主語が他のものに対して動作する文)が作れません。

そのケースでは受け身(受動態)でしか文章を構成できません。

2 主語より、他のものを主役にしたい場合

English is spoken by many people.  英語は多くの人に話されています。

Many people speak English.とうような文でも通じますが、この場合フォーカスしたいのは英語ですよね。そのような場合も受け身表現が好まれます。

また、このような例も同様です。

I was born in Japan.  私は日本で生まれました。

bornという動詞は受け身(受動態)でのみ使用します。

この例文でも、フォーカスしたいのは誰がいつ、または、どこで生まれたのか、という話ですので、受け身表現となります。また、母親が産んだとう言うのは当たり前なため、「母が私を産んだ。」という文はあまり必要とされません。

受け身表現の基本

能動態 He likes the dog.  彼はその犬が好きだ。

受動態 The dog is liked by him.  その犬は彼に好かれている。

この例のように、受動態は、誰かから(または物)動作を受ける場合に使う表現です。

be動詞と過去分詞を組み合わせるのが特徴です。

過去分詞については別記事で詳しく書いていますので参照してみてください^_^

能動態は主語から誰かに(またはものに)対して動作を行う場合の表現となります。

能動態には現在形、過去形、未来形、現在完了、過去完了、未来完了がありますが、受動態も同じようにそれぞれ対応しています。

by 人 された相手が人の場合

人に~されたという場合には、byと覚えてしまっていいです。

I’m called Ken by everybody.  私は皆にケンと呼ばれている。

My wallet was stolen by somebody.  私の財布は誰かに盗まれた。

The dog was named John by my mother.  その犬は母にジョンと名付けられた。

特にされた相手が不在または不明確でも文章としては成り立ちます。

in 場所 された事の時や場所について言及する場合

The building was built in 1990.  この建物は1990年に建てられた。

My wallet was stolen in the school.  学校で財布を盗まれた。

I was born in Tokyo.  私は東京で生まれました。

by 人やin 時/場所は必要がない場合は付け加えずとも文章は成立します。

必要に応じて、付け加えるのがいいと思います。

また、by him in the park.という様に両方の情報を追加することもできます。

of 材料 ~でできている

This table was made of  cypress.  このテーブルは檜から作られました。

A notebook is made of paper.  ノートは上でできています。

A cell phone is made of metals and plastics.  携帯電話は金属とプラスチックからできています。

from 原料 ~からできている

Cheese is made from milk.  チーズはミルクからできています。

This Juice is made from grapes.  このジュースはグレープからできています。

A fruit is made from mostly water.  フルーツは主に水からできています。

ofとfromの使い分けの謎

材料と、原料でなぜわざわざofとfromを分けているのか?

それはアメリカ人に聞いてもわかりませんでした。。

ただ、日本語でも「チーズはミルクでできている。」より「チーズはミルクからできている。」のほうがしっくりきますよね?

そんな違いのようです。

どちらを使っても通じますし、問題ありませんが、突き詰めれば、自然なニュアンスさという点で異なるとうことですね^_^

否定文と疑問文

否定文の場合

My wallet was not stolen then.  その時私の財布は盗まれなかった。

My safe wasn’t broken when it encountered a robbery.  強盗に遭ったときも金庫は壊されなかった。

I’ve never scolded by mom.  お母さんに叱られたことが全くない。

be動詞の後ろにnot、もしくはneverなど付け加えるだけですので、特に難しいことはありません。

疑問文の場合

Was your wallet stolen then?  その時君の財布は盗まれたかい?

Were you yelled by that man?  あの男に怒鳴られたの?

Was the dog named already?  その犬はすでに名付けられたの?

疑問文の場合、be動詞が文頭に移動し、更に主語の後ろには過去分詞がきますので、なれないとなかなか口からスムーズに出てこないです。

過去分詞もそれぞれ色んな形に変化する言葉なので、余計に分かりづらくなります。

ただ慣れだけの問題ですので、根気よく練習ですね^_^→自分へのメッセージ

受動態の時制変化

さて、それでは、現在形から完了形まで、どの様に変化するのかさらりと確認していきましょう!

受動態 現在形

Are those birds seen in Japan?

あの鳥たちは日本で見られますか?

受動態 現在進行形

The room is being cleaned now?

その部屋は今清掃されています。

受動態 過去形

My wallet was stolen.

私の財布が盗まれた。

受動態 過去形進行形

The room was being cleaned until a few minutes ago.

その部屋は数分前まで掃除されていた。

受動態 未来形

The textbook will be updated in a year.

その教科書は一年以内に更新されるだろう。

受動態 過去完了

The textbook has discontinued.

その教科書は廃刊されました。

注意ポイント

これらの変化の中で、少し特殊なのが進行形でしょうか。

is(are) being ~~edという形で、be動詞の後ろにbeingが追加されます。

通常の進行形の場合は、動詞のing形を用いますが、受動態の場合には、動詞は過去分詞へ変化する必要があります。

ですので、beingを使うことで継続している状態を表すというルールがあります。

基本的な例文

This notebook was made from paper.

このノートは紙から作られました。

 

The child is loved by his parents.

その子供は両親から愛されています。

 

Are those birds seen in Japan?

あの鳥たちは日本で見られますか?

 

English is spoken in many country.

英語は多くの国で話されます。

 

What is a soy source made from?

醤油は何から作られていますか?

 

That teacher is known to many students.

あの先生はたくさんの生徒に知られています。

 

Whom was this novel written by?

この小説は誰に書かれたんですか?

 

A diamond is made of carbon.

ダイヤモンドは炭素で出来ています。

 

I was born in Japan.

私は日本で生まれました。

 

This desk is not used to anyone.

この机は誰にも使われていません。

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