こんにちは! カナダとアメリカに留学経験があるM子です。
みなさん、留学をしようと思っているけれど、
「予想外のハプニングがあったらどうしよう…?」
「体調を崩したときってどうすればいいの…?」
「海外の病院ってどう受診するの…?」
と、モヤモヤしていませんか?
わたしは、カナダに3ヶ月間と長めに滞在する予定だったにも関わらず、 楽天的な性格ゆえに「どうせ何も起こらないだろう」と考え、 頭痛薬や風邪薬といった基本的な薬さえ日本から持って行きませんでした。
しかし当然、「何も起こらない」保証などどこにもなく…。
滞在し始めて1ヶ月経ったころ、突然、 これまでにないほどのひどい肌荒れになりました。
また、カンボジアでは水道水を飲んでいないにも関わらず、 滞在していた2ヶ月間、ずっとおなかを壊していた経験もあります。 (帰国して2年後、カンボジアでは水道水で歯磨きをしただけでもおなかを壊すことがあると聞きました。まさにわたしのことでした。)
今回は、わたしが実際に海外で体調を崩した経験から学んだことなどを、 みなさんにシェアしますね。 この記事を読んで、みなさんがハプニングに備えられ、留学が充実したら嬉しいです!
留学先でのハプニング-体調不良だったわたしの備忘録-
・ハプニング体験記
・突然の肌荒れに悩まされる
・初めての病院@海外
・治らない この出来事から学んだこと
・最低限の薬を持って行こう
・疲れを軽く見るな
・海外保険の選び方
・まとめ
ハプニング体験記
まずは、わたしが体調を崩したときのストーリーをお話ししたいと思います。
突然の肌荒れに悩まされる
「わっ…何コレ…?!」
カナダに滞在し始めて1ヶ月経ったころのある朝、わたしは鏡を見て驚きました。 左ほほに、500円玉大の丸い腫れができてしまっていたのです。
明らかに紅潮し、熱を持っていました。
人生で初めての事態にどうすればいいのか分からず、鏡の前でしばし呆然としたのをよく覚えています…。
すぐホストマザーに相談し、学校が終わってから近くのクリニックで診てもらうことになりました。
初めての病院@海外
ここで簡単に、カナダの医療事情をご説明しますね。
州ごとに多少の差はあれど、カナダには主に
・ウォークイン
・ファミリードクター
・救急外来 の3種類の受診方法があります。
(わたしが滞在していたのはブリティッシュコロンビア州・ヴィクトリアです。)
今回わたしが選んだのは、ウォークインでした。 これは近くのクリニックに予約をして診てもらう方法で、 初診だけれど急いで診てもらいたい場合に、最もポピュラーな選択肢となります。
予約次第で、当日〜次の日に診てもらうことが可能です。
申し込みから受診まで1ヶ月以上かかることもあるという、ファミリードクターよりもすぐに受診可能ですが、ウォークインにいる医師は専門医ではないため、症状によっては診察が曖昧になる、設備が簡易的、といったデメリットがあります。
日本と違い、街中に「内科」や「皮膚科」といった専門のクリニックがあるわけではないのですね。
それでも今回、わたしは早さを取ってウォークインへ。
今回は予約を入れておいてもらっていたので、待ち時間は15分ほどでした。
診てくれた医師は30代と思われる若い女性。
ほとんどが問診で、最終的に医師からは 「慣れない環境による疲れが原因かもしれない」 と言われ、塗り薬が処方されました。
治らない
しかし、結論から言うとそれから2ヶ月間、カナダ滞在中に肌荒れは治りませんでした。
それどころか、もう片方のほほにも同様の腫れができるほどに、悪化の一途を辿ったのです。
結局、インターンシップのため次に訪れたニューヨークですぐ皮膚科医に診てもらい、 もらったステロイドを塗った翌日には治るという、あっけない結末を迎えたのでした…。
また、そこでも医師からは「疲れが原因みたいだね」と言われたのでした。
この出来事から学んだこと
この出来事から、わたしは次のことを学びました。
最低限の薬を持って行こう
わたしは今回初めて重い肌荒れになったため、どのみち日本から持って行く肌荒れ用の薬などはありませんでした。
しかし「何が起こるか分からない」のは間違いありません。事実、わたしは次に滞在したニューヨークで、今度はあまりの寒さに風邪を引きました。
運よく、同じシェアハウスにいた日本人の人が持っていた風邪薬をくれたため、症状を抑えることができましたが、「備えあれば憂いなし」という言葉をこれほど痛感した出来事はありません。
行き先やご自身の体調に合わせて、 最低限、次の薬を持って行くことをオススメします。
* 解熱鎮痛剤
* 風邪薬
* 整腸剤
結局は、海外であってもきちんと医師に診てもらった方がいいですが、 日本人の体に合わせてつくられた、飲み慣れた薬を持って行って損はありません。
疲れをためない
医師2人から言われましたが、今回の肌荒れの原因は「疲れ」でした。 カナダに滞在していた初期から、留学による疲れが無自覚のまま積もっていたようで、 あらゆる体調不良を引き起こす疲れは、想像以上に厄介なものなのだなと痛感しました。
また、わたしは栄養学を専攻しているので、肌荒れになったあと 「食生活のどこが悪かったんだろう?」 と、食べ物にばかりフォーカスしていました。
そして、治らないことに焦るばかり。
今考えると、それ自体が大きなストレスとなっていたため、最終的にステロイドという強力な薬を使わない限り症状を抑えられなかったのだと思います。
「疲れをためないように」というアドバイスは少々つかみ所がないかも知れませんが、 みなさんにぜひ、これらのことに気をつけてみてください。
* しっかりと睡眠をとること。
* 勉強も、友達作りも、根詰めすぎないこと。
* 食事はバランスよく。特に野菜不足に注意。
* 慣れない食事にいきなり切り替えないこと。
「ちょっと肌の調子がいつもと違う」「なんとなく気分が優れない」「頭痛がする」 など、少しでもいつもと違う感じがしたら、疲れのサインと捉えましょう。
何もしない時間をつくったり、映画を観たり、日本にいる家族や友人と電話をしたり、 リラックスすることをオススメします。
海外保険選びは大切
この経験を通して、海外保険に加入することはもちろん、保険の選び方も重要だと実感しました。
今回カナダでクリニックを受診した際は、先に約10,000円を自己負担し、 のちに保険会社に申請をして全額返金してもらいました。
しかし、一時的とはいえ、医療費を毎回全額支払うのは負担ですよね。
申請の際も、用紙の様々な項目に記入せねばならず、少しでも不備があれば返送されます。
また、関係するレシートを全てとっておかなければならないなど、かなり気を使うのです。
一方、ニューヨークで受診したクリニックは、全く知らずに行ったのですが、 加入していた保険会社と提携していたらしく、簡単な紙に記入をしたらキャッシュレスで受診できました。
そもそも、それまで自己負担をせずに診察を受けられるサービスが存在することさえ知らなかったわたしは、カナダでの経験との違いに感動してしまいました。
賛否両論ありますし、行き先など条件によって合う海外保険は異なります。
しかし、わたしは留学などで1ヶ月以上長期滞在する方には、キャッシュレスで受診可能な提携の医療機関が充実している海外保険をお勧めしたいと思います。
自己負担ゼロ、もしくは薬代のみなど一時的とはいえ負担を大幅に減らせますし、 請求の手続きが不要という特典はとても大きいです。
HPなどで提示されている提携医療機関以外での受診は、前もって電話での確認が必要など、手間がかかる場合もあるようですが、LINEの無料電話からの問い合わせができる保険会社などもあり、サービスが利用しやすいように改善はされてきています。
まとめ
「備えあれば憂いなし」は本当にその通り。
特に、環境や医療事情を始めとする、全てが異なる留学生活では、色々なリスクに備えておきましょう。
・ 毎日しっかりと休む
・ 常備薬を持参する
・ 海外保険に加入しておく
これらは最低限必須です。 もちろん、それ以上にワクワクすることをお忘れなく!
みなさんの留学が素敵なものになるよう、心から応援しております!
お読みくださり、ありがとうございました。
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