-Furthermore-Moreover-Therefore-However-会話で避けるべき4つの用法
英語を母国語としない私たちにとって、英語の意味を調べるだけでは、なかなかネイティヴスピーカーたちがどうやってそれぞれの単語を使い分けているのか分からない、分かりづらいということが多々あります。
そして、今日勉強することは、きっと自然な英会話を目指している私たちの知識の一つとなるに違いありません。
今日の主役となる言葉は、
Furthermore 更に、その上
Moreover 更に、その上
Therefore 従って
However しかしながら
これら4つの接続詞について。
今日はmmmEnglishのEmmaエマ先生から学んでいきたいと思います!
DON’T USE These Words in Casual English Conversations!
リラックスした場面での適切’’でない’’表現
学校やビジネスでの英語を学んでいる私たちはどうしても、フォーマルな英語を使おうとしてしまいがちです。もちろんそれは悪いことではありません。
ただ、リラックスした場面で、フォーマル’’すぎる’’表現をしてしまうと、堅苦しくネイティヴスピーカーたちにとっては’’不自然’’に感じられてしまいます。そして、時には自分を誤解されやすいし、時には相手にとっても快適ではない状態にしてしまいます。
友人同士の会話中に一人だけ、「しかしながら」とか「従って〇〇はこうであるからして〜」というような話し方をしていたら、違和感を通り越して鬱陶しくさえ感じてしまいますよね。
そしてそれをさせてしまう言葉こそが先ほどの4つの言葉furthermore moreover therefore howeverなんです。
そのように、会話で浮かないためにには、カジュアルな会話の場面でどんな表現をするべきなのかを見ていきたいと思います!
Furthermore & Moreover
FurthermoreとMoreoverはどちらも「その上」や「更に」という意味で使います。
それらは、エッセイ、プレゼンテーション、専門的なディベートなどにはとっても適しています。でもそれは時にフォーマルすぎる表現と言えます。
例えば、ある時レストランで店主からこう言われます。
We have some new vegetable dishes moreover the lamb curry is really delicious. いくつか新しい野菜のメニューがあります、その上ラムカレーは本当に美味しいですよ。
とっても、フォーマルで情報を追加するためにmoreover「その上」を使って表現しています。ただ、先生曰くIt sounds really odd. それは本当に奇妙に聞こえる。と言っています。そしてこのように変えるべきだと付け加えます。
We have some new vegetable dishes and the lamb curry is really delicious as well. いくつか新しい野菜のメニューがあります、そして同様にラムカレーは本当に美味しいですよ。
この文の方が、文脈を考えるとずっと適切な表現。 その理由は、新しいメニューがあります。とか本当に美味しいですよ。という文脈にmoreover「その上」という表現がフォーマル過ぎて不自然ということです。
そして、FurthermoreやMoreoverの代わりとなる表現がこちら。
besides
in addition (to)
as well (as)
plus
also, too
what’s more
on top of that
これらの代わりとなる表現をどのように入れ替えていくのか例文を見ながら確認していきたいと思います。
We had a great conversation. Furthermore, we decided to meet later in the week. 素晴らしい会話だった。更にその週の後半に私たちは会うことに決めた。
We had a great conversation. We decided to meet later in the week too. 素晴らしい会話だった。更にその週の後半に私たちは会うことに決めた。
Texting while driving is really dangerous moreover, it’s illegal in Australia. 運転しながらメールを打つのは本当に危険で、更にそれはオーストラリアでは違法です。
Texting while driving is really dangerous what’s more, it’s illegal in Australia. 運転しながらメールを打つのは本当に危険で、更にそれはオーストラリアでは違法です。
We have enough time to get something to eat before the show. Moreover, I’m hungry. そのショーの前に私たちは何かを食べるのに十分な時間があるよね。それに私はお腹がが空いているの。
We have enough time to get something to eat before the show. Besides, I’m hungry. そのショーの前に私たちは何かを食べるのに十分な時間があるよね。それに私はお腹がが空いているの。
My friend was late for the movie. Furthermore, he forgot his wallet and I had to pay! 私の友達がその映画に遅れたの。更に、彼が財布を忘れて私が払わなければいけなかったの!
My friend was late for the movie and on top of that, he forgot his wallet and I had to pay! 私の友達がその映画に遅れて更に、彼が財布を忘れて私が払わなければいけなかったの!
これらの代わりの表現はリラックスしていてとてもナチュラルに感じます。
ただ、難しいのが、その時々の場面によって、適切な表現を選ぶ必要があるというところ。
こればっかりは会話の中で少しずつネイティヴスピーカーが場面ごとでどんな表現を使っているのかを学んでいくという作業が必要になります。
Therefore
「従って」という意味のtherefore。ある結果から何か話を繋げている時に使う言葉です。
エッセイや議論的な会話、またはプレゼンテーションなどではとっても活躍しますが、日常の会話では少し違和感のある表現になります。
We’re visiting a cathedral therefore, you will need to make sure your shoulders are covered. 私たちは大聖堂を訪問しています。従って、肩が隠れていることを確認する必要があります。
We’re visiting a cathedral so you will need to make sure your shoulders are covered. 私たちは大聖堂を訪問しています。だから、肩が隠れていることを確認する必要があります。
Quite a few people haven’t replied yet and their names therefore will be removed from the guest list. かなりの数の人がまだ返信していないので、彼らの名前は従ってゲストのリストから取り除かれます。
Quite a few people haven’t replied yet so their names have been removed from the guest list. かなりの数の人がまだ返信していないので、彼らの名前は従ってゲストのリストから取り除かれます。
「従って」という言葉は日本語でも、かしこまった場面でしか使いませんよね。それと同じで英語でも日常会話で使うには硬すぎる表現になってしまいます。
However
「しかしながら、」という意味で、よく何かを比べる時に用いられます。
もしかしたら、これの代わりとなる言葉は簡単に想像がつくかもしれませんね。
There is an awesome Italian restaurant around the corner. However, there are many other restaurants nearby. 角を曲がったところに素晴らしいイタリアンレストランがあります。しかしながら、近くにはたくさんのその他のレストランがあります。
There is an awesome Italian restaurant around the corner but there are many other restaurants nearby. 角を曲がったところに素晴らしいイタリアンレストランがあります。しかし、近くにはたくさんのその他のレストランがあります。
The cost of fuel has been rising. It is unlikely however, that it will go much higher. 燃料の価格は上昇している。しかしながら、はるか高くにはならなそうだ。(なりそうにない。)
The cost of fuel has been rising but it is that it will go much higher. 燃料の価格は上昇している。しかしはるか高くにはならなそうだ。(なりそうにない。)
以上がどのように、代わりの言葉で、もっと自然に、誰が聞いても違和感のない表現を学んできました。重要なポイントは文脈にたいして適切な言葉を使うということ。
ただ、もちろんまずは話すことに挑戦する、という姿勢が大事なのはいうまでもありません。
それにしても、むしろMoreoverやThereforeといった言葉よりかsoやbutを使った表現の方がはるかにシンプルで簡単なはずです。ですので、無理して小難しい言葉を使わない方が日常会話という空間においては返って自然。ということかもしれませんね。
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