留学先での友達の作り方 (オーストラリア高校留学)
留学に行こうと考えている方、また留学を直前に控えている方にとって心配なことは、現地でどうやって友達を作るかどうかということだと思います。私ももちろんその一人でした。
私が初めて留学したのは、高校二年生の時です。私の学校は公立だったこともあり、「勉強だけをしている」という生徒は少なく、グループで行動する生徒も多かったため、友達のつながりはとても大切でした。
初めて学校に行った日、私は誰も知っている人がおらず、とても不安だったのを覚えています。
プログラム上、なるべく日本人がいないところに留学させてもらえることになっていたため、私の学校には日本人は一人もいませんでした。誰も知っている人がおらず、頼れる人もいなかった私は、不安と緊張で押しつぶされそうでした。
インターネットで調べたり、留学経験者に聞いたりすると、同じように留学している日本人とばかりつるんでしまい、現地の友達ができないという人もよく見かけます。
私が留学した高校には日本人はいませんでしたが、同じ地域には同じプログラムからの生徒がたくさんいたので、会おうと思えば会うこともできました。
でも私は、ずっと日本人とつるんでしまうのだけは避けたい思い、友達を作るために意識していくつかのことを実践していました。きっとこの記事を読んでいる方も、同じように感じていると思います。
そこでこの記事では、どうしたら現地の友達を作ることができるか、私の留学経験から学んだことと共にお伝えしたいと思います。ここでは、具体的にどんな方法があるのかを一つずつご紹介していきます。
・恥ずかしがらずに話しかける!
はじめはもちろん、誰かに話しかけることには勇気がいります。日本語でもそうです。でも、勇気をもって話しかけることが、友達を作るための第一ステップです。
私の場合はむしろ、知っている人もいない、また英語は全然しゃべれない状態だったので、プライドも何もなく、結構ガツガツいろんな人に話しかけることができました。
日本語では、絶対にそんなことは出来ませんが、第一言語ではない英語だからそういう風にできたのだと思います。恥やプライドを捨てていろんな人に話しかけてみるのはとても大事なことです。
これは、日本人が周りにいなかった私の学校の環境がラッキーだったというのもあるかもしれません。
・SNSで繋がる
大体知り合えることが出来たら、どのプラットフォームでも良いので、SNSのアカウントを持っていないか聞いてみましょう。
フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどのメジャーなSNSのアカウント、どれかは持っていることがほとんどです。そこで、一緒に撮った写真を投稿してタグ付けしたり、少しコメントを添えたりすると、一気に友達との距離が縮まります。
日本ではなじみが少ないですが、海外の高校生など、若者の間ではスナップチャットが流行っています。ほとんどの人は、このスナップチャットで連絡を取ります。
自撮りを送りあったり、面白おかしい友達の動画を送りあったり。こういったことで、友達とのつながりをさらに強めることができます。
はじめは恥ずかしいと思っていた私も、慣れてきたころには変顔の自撮りを送ったり、ふざけた様子を送ったりして、それがきっかけでさらに友達と仲良くなっていました。
・メッセージを送ってみる
メッセージを急に送るのは、ちょっと変な感じがするという方は、何か聞けることがないかを探してみましょう。
例えば、明日の宿題のこと、クラスでいつまでに何をしなければいけないかなど、、話題の糸口はたくさんあります。私はよく、友達と一緒に自撮りをしていたので、その写真を
「Here are the pics that we took today! It was fun! Thank you ○○(←友達の名前)」
という感じのメッセージとともに送るようにしていました。
こういった感じのメッセージや、何気なしに「How are you doing?」と送ってみたりすることで、実際に学校で会っていない間もコミュニケーションをとることができ、友達との仲が深まっていきました。
メッセージは、友達を作る以外にも、スラングを学ぶことのできるいい機会です。このように、SNSなどを通じてメッセージをすることはとても大切です。
・日本のお菓子をプレゼント
食べ物を共有するのは、友達を作る際にとても重要な役割を果たします。日本のお菓子でなくても美味しいものなら何でもよいかもしれませんが、やはり、自分の国にあるおいしいものを共有するのは、現地の物よりもインパクトがあります。
私が今まで渡した中で一番友達の反応が良かったのが、キットカットとハイチュウです。キットカットは、英語圏(オーストラリアやアメリカ)では、日本のような様々な味のものは売られていません。
そのため、抹茶やイチゴ、プリンなど、外国には売っていない種類の味を調べて購入し、仲良くなった友達にプレゼントしていました。ハイチュウも、いろんな味のものを持っていき、プレゼントする際に選ばせてあげたりしていました。
・何かに誘われたら、極力参加する
海外は、お祭りやイベントが結構頻繁に行われます。私がオーストラリアにいたころも、結構もりだくさんにいろんなイベントがありました。
そういったものに誘われたときには、なるべく断らずに行くようにするのもポイントです。
私は一度、遊園地に行こうと誘われたのですが、入場料も高くジェットコースターなども苦手だったので、断ってしまったことがありました。それが一回ではなかったので、そのあとからその友達には何か行事があっても、あまり誘ってもらえなくなったということがありました。
後できちんと断った理由を説明したら、その友達は私が彼らのことを嫌いなのかと思っていた、ということを伝えてきました。
こういった誤解を招いてしまうこともあるので、もしどうしても誘われた日の都合が悪かったり、私のようにジェットコースターに乗ることができないなどの理由がある時には、正直に理由を説明して断ることが大切です。
予定がないのであれば、多少乗り気ではないときもあるかもしれません。でも、これも付き合いです。無理をすることはありませんが、多少は我慢してでもも参加することも大切です。
私の場合、行く前は乗り気でなくても、行って遊んだら楽しいということがほとんどでした。これを読んでいる皆さんも、よっぽどの理由がない限りは断らず、行ってみてください。実際その時になると、楽しいと感じることがほとんどです!
<日本人とはなるべくつるまない、メッセージなども極力控える>
これは、同じ学校や地域に日本人がいる場合は少し厳しいかもしれませんが、大事なことの一つです。
私は幸いにも、学校には日本人がいなかったため、そういった点は心配する必要がありませんでしたが、もし日本人が学校にいたら、きっと頼ってしまっていたのではないかなと思います。
でも、留学の期間は限られています。日本に帰れば、いくらでも日本語で友達と遊ぶことだってできるのです。限られた時間しかない留学生活を充実させて、最大限に語学を伸ばすには、多少孤立してでも日本人との関係を薄くすることが大切です。
もちろん、何か緊急のことや、大切な連絡がある場合は別ですが、遊んだり話したり、SNSのメッセージなども、私はなるべく日本人とはしないようにしていました。その分を、現地の友達との時間に割くことができるためです。
これらが私のお勧めする、現地での友達を作るための方法です。もちろん、こういったこと以外にも友達の輪を広げる方法はたくさんありますが、私が紹介したこれらの方法はとてもシンプルで、何か特別なことをする必要もありません。
私はこれらのことを意識して、オーストラリアでの10か月間を過ごし、五年たった現在でも連絡を取り合うような現地の友達を作ることができました。
難しいこともあったり、日本人と話すのが恋しくなったりした時もありましたが、かけがえのない一生の友達をオーストラリアでも作ることができて、本当に良い経験ができたと思っています。
留学前で友達作りに対して不安を持っている方は多いと思います。でも、この記事を読み、私の実践していた方法を一つでも取り入れれば、光が見えてくるはずです。
かけがえのない素敵な友達を、海外で作ることができるようにぜひこれらの方法を取り入れてみて下さい。
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