that節と接続詞のthat、関係代名詞のthatが丸わかり
thatって英語では、いろんな用法で使われるんですよね。
今回はthat節とは。接続詞のthatとは。関係代名詞のthatとは、いったい何なのか。
とても混乱しやすいところをすっきり分かるように、解説してみたいと思います!
that節 接続詞that 関係代名詞that
接続詞のthatとthat節
接続詞 That is true that I spilled coffee on my pc.
that節 that I spilled coffee on my pc.
このように接続詞は、2つの文章をthatでつないでいます。
そして、that節は、that以下の文(that I spilled〜)を指します。
I didn’t know that he quit a job last week.
I can’t believe that he stole our wallets.
I thought that my parents are at home.
共通していることはthat節がその1文だけみても文章としてなりたっているということで、関係代名詞との見分ける際には一つのポイントになってきます。
接続詞は基本的に文と文をつなげる役目がありますが、文として成り立っていない場合は使用できません。
例えば、例の中にthat he stole our walletsというthat節がありますが、もしこれがthat he stoleだけではダメとうことです。
彼が盗んだ。→何を?盗んだのかがわからないので、文章として成り立っていません。
成り立っている文とは?その判断基準
成り立っている。つまり正しい文、という意味ですが、抽象的で分かりづらいですよね。
それはSV、SVC、SVO、SVOC、SVOOなどの形に当てはまるか?ということで判断します。
さきほどhe stoleは成り立っていないと書きましたが、この文の場合SVでもSVOにもなっていないということなんです。
一見。ん?主語(S)動詞(V)があるからSV構文の形を満足しているんじゃないの?と考えてしまいそうですが、それは間違いです。
SV構文はShe smiled. 彼女は笑った。というように目的格がなくても違和感ない文です。他にはMy neck hurts.首が痛い。Dogs bark.犬が吠える。などまだまだあります。
he stoleの場合には、何を?という目的語が必要だったんです。
関係代名詞 that
関係代名詞 I bought this table that made by a craftsman.
関係代名詞の場合はこのような文です。
この場合にはthat以下に主語がありません。つまりthatが主語に置き換わっている文なので、関係代名詞ということになります。
2つ目の文の主語がthatに置き換わる、それは代名詞に置き換えられています。代名詞に置き換えるの関係代名詞と呼びます。
ちなみに関係代名詞には主格、所有格、目的格の3つの使い方があります。
関係代名詞 主格
主格 I met him (that/who)is a doctor.
主格の場合、thatでもwhoどちらでも使えてしまいます。ですので、thatを使う時に接続詞と似た形になります。
ただ、接続詞の場合であれば、thatの後ろには主語が来ますので、ここが接続詞か関係代名詞なのかを見極めるポイントになります。
関係代名詞 所有格
所有格 I called him whose father is a doctor.
所有格の場合には、関係代名詞をthatで置き換えられません。ですので簡単に見分けがつきますね。
関係代名詞 目的格
目的格 This is the table (which/that) my father made.
目的格の場合には関係代名詞thatの後に主語がありますので見分けが少々難しくなります。
ここで、先ほど正しい文かどうか?というポイントが重要になってきます。
関係代名詞の場合、必然的にthat以降の文が未完成になります。
実は後ろの文の目的語が省略されているため、未完成になるのですが、順を追って簡単に説明をしてみます。
This is the table. My father made the table.
という2つの文に分解すると少しわかりやすくなるかもしれません。
この文を1つの文にまとめる時、the tableが2回も出てくるとしつこくなりますよね。ですからthatに置き換えることで、すっきりさせるわけです。
This is the table that my father made. のthatは代名詞で何の代名詞かというとthe tableです。ですから、thatから後のmy father made の後の目的語が省略されるんです。
ですから、接続詞か?関係代名詞か?と確認する時には、先ほど解説したthatの後の文が正しい文かどうか?がポイントになってきます。
基本的な例文
I think that he knows the news.
彼はそのニュースを知っていると思います。
He knows that she married with his friend.
彼は彼女が彼の友達と結婚したことを知っています。
He did not agree that his son plays alone in the park.
彼は彼の息子が一人でその公園で遊ぶことを認めませんでした。
I thought that my parents are at home.
私は私の両親は家にいると思っていました。
I believe that he never lie.
私は彼が決して嘘をつかないと信じています。
They know that the woman is their new teacher.
彼女たちはその女の人が彼女たちの新しい先生だと知っています。
I hope that it will be fine tomorrow.
私は明日晴れることを望んでいます。
She did not think that the meal is very tasty.
彼女はその食事があまり美味しいとは思いませんでした。
We do not hope that he move to other town.
私たちは彼が他の町へ引っ越すことを望んでいません。
I know that his name is Tom.
私は彼の名前がトムと知っています。
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