接続詞の総まとめ!細かい用法解説します!
接続詞って意外と苦手な人もいるんじゃないでしょうか?
種類が多すぎて覚えきれないと感じてしまったり、文のつなげ方がいまいちわからなかったりと意外と苦戦を強いられるかもしれません^_^
そんな接続詞ですが、一つ一つを丁寧に例文付きで解説してみたいと思います!
ちなみに中学英語以上の内容も含んでいます。
接続詞の使い方
接続詞には大きく2つの種類に分けることができます。
1 等位接続詞 I like an apple and an orange.
2 従位接続詞 I like you because you are so nice.
等位接続詞の場合には、同等の比較をするための接続詞で、小さな接続詞と呼ばれたりします。
従位接続詞は文と文の間に入り、文と文を比較したり、対比させたりすることができます。小さな接続詞に対してこちらは、大きな接続詞と呼ばれたりもします。
等位接続詞の種類と使い方
等位接続詞の種類は以下になります。
and、but、or、nor、yet、so、for
この7種類だけです。
また用法としては、4パターンがあります。
名詞と名詞 an apple and an orange
形容詞と形容詞 cold or hot
動詞と動詞 give and take
文と文 I like you but I don’t like him.
名詞なら名詞、形容詞なら形容詞というように、同じ種類のものに対して使うことができるのが、この等位接続詞になります。
この中でわからないのはきっとnorとyet。それとsoとforですよね?
分かりづらいと思いますので、しっかり解説しておきます^_^
等位接続詞nor、yet、so、forの使い方
nor 〜のどちらでもない
Neither he nor she didn’t go school today. 彼と彼女のとちらも今日学校に行かなかった。
「~と~のどちらでもない」という意味でです。単体でももちろん使えますが、neitherと一緒に使われたりもします。簡単にいうとorが肯定文で使われやすく、norが否定文に使われやすいという特徴があります。
yet 〜だけど
He loves a grape yet he bought an apple. 彼はグレープを大好きだが、りんごを買った。(この喋り手はとても意外に感じている)
yetにはそもそも、「まだ~」という意味がありますが、接続詞として使う場合はbutとかなり似た意味として使えます。
文と文の等位接続詞としての用法ですが、butにくらべて意外性がある場合に使われることが多いです。逆に言えば意外に感じたというニュアンスを出すことができます。
so 〜なので
I overslept so I was late. 寝坊したので遅刻した。
「だから~」という意味で、主に結論を導くときに使います。文と文の等位接続詞の場合の用法です。
becauseと同じ様な意味ですが、becauseは従位接続詞になります。
なぜ、同じ意味なのに等位接続詞、従位接続詞と使い分けるかが疑問になると思いますが、soで文と文をつなぐ場合、その前文では理由を、後文で結論を持ってきます。
それぞれが等位、つまり対等なテーブルに乗った議論というイメージです。
それに対してbecauseはしっかりと結論が先にあって、その理由を付け足すようなイメージで文章を構成するかたちをとります。
for 〜というのも
I overslept for I couldn’t sleep last night. 寝坊したよ、というのも昨夜ねむれなかったんだ。
「~というのも」という意味。
これも等位接続詞ですが、文と文に対して用います。becauseと同じようにあとから理由や状況を説明する場合に使います。
従位接続詞の種類と使い方
従位接続詞は、文と文をつなげる役目になります。
等位接続詞のように、「名詞と名詞」、「形容詞と形容詞」というふうには使いません。
種類はたくさんあります。
after, although, as, as if, as long as, as much as, as soon as, as though, because, before, by the time, even if, even though, if, in order that, in case, in the event that, lest , now that, once, only, only if, provided that, since, so, supposing, that, than, though, till, unless, until, when, whenever, where, whereas, wherever, whether or not, while
長い道のりになりそうですが、一つ一つ簡単に解説してみたいと思います!
after ~の後に
I would go home after I played soccer.
After I played soccer, I would go home.
サッカーした後に家に帰ります。(帰るでしょう。)
前置詞のafterと違うことに注意。
従位接続の場合には、文頭に接続詞を持ってくることが可能です。
although ~だけれども
Although I’m not good at speech, I must do.
私はスピーチが苦手だけれどもやらないといけない。
althoughは文頭にしか使えません。
代わりに、同じ意味のthoughであれば、文頭でも、文の間にも使うことができます。althoughとthoughでは前者がフォーマルで、後者がカジュアルな表現です。
as 5つの表現 ~する時、~するので、~するにつれて、~するように、~と同じくらい
As I stopped doing homework, my mother just came into my room.
宿題をしているのをやめた時、お母さんがちょうど部屋に入ってきた。
As I overslept in this morning, I was absent the class.
今朝寝坊したので、その授業を欠席した。
I became lazy as I grew up.
成長するに連れて、私は怠け者になった。
He lies as often as he breathes.
彼は息をするように嘘をつく。
She is beautiful as good as her sister is.
彼女は彼女の姉(妹)と同じ様にきれいです。
as if ~かのように
He lied as if he was right himself. 彼は彼自身が正しいかのように嘘をついた。
as thoughも同じ様に~かのようにという意味。
as ◯◯ as 〜と同じ様に
as ◯◯ asにはいくつも◯◯に入る単語がありますので、種類は無数です。
-as long as- -as well as- -as soon as- などなど。
I stay here as long as you do. あなたがいる限り、私はここにとどまるよ。
I can play guitar as well as you do. 私はあなたと同じくらいうまくギターを弾ける。
I leave as soon as possible. できるだけ早く去ります。
もしかするとas ◯◯ asを接続詞と知らない方も多いと思いますが、実は接続詞だったんです。
だからas ◯◯ asの後にはSV構文が続くのはそのためです。
as though ~かのように
He lied as though he was right himself. 彼は彼自身が正しいかのように嘘をついた。
as ifも同じ様に~かのようにという意味。
because ~だから、~なので
I’ll call him because she is looking for. 彼女が彼を探しているので、私は彼に電話します。
before ~の前に
Let’s leave here before we are found. 見つかる前にここを出よう。
前置詞にもbeforeを使いますので、注意が必要かもしれません。
こちらが前置詞の用法で、前置詞の後ろにはSV構文は続きません。
I left there before 9pm. 午後9時前にそこを離れました。
by the time 〜その時には、〜その時までに
I will finish the homework by the time it comes end of today.
今日が終わる時までにその宿題を終わらせます。
by the time 主語S動詞Vという形を副詞節と呼びます。また、その副詞節の動詞Vは仮に主節が未来形の場合、現在形になるというルールがあります。
主節が過去形や過去完了などの場合には、副詞節を過去形で使うことができます。
I have already finished the homework by the time my mother came home.
お母さんが帰った時にはその宿題を終わらせていました。
even if 〜たとえ〜でも
even if には直接法、仮定法過去、仮定法過去完了の3つの種類があります。
すべて「~たとえ~でも」という意味でeven ifを使いますが、それぞれに特徴がありますので、注意してください。
even if 直接法
You are my friend even if you don’t like me.
もし君が私を嫌いでも君は私の友達だよ。
Even if A,Bの形で、Aの文には、現在形を使うのが直接法になります。
A文に事実に反する文を用いて、Bの文を強調します。
even if 仮定法過去
Even if you didn’t call him, he would call you.
もしあなたが彼に電話しなかったとしても、彼があなたに電話をかけるだろう。
仮定法になるので、「~しなかった場合でも~だ。」という使い方です。
この場合、B文にはwillではなく、過去形のwouldを用います。
B文にこのwouldのように過去形の助動詞がくるのも特徴で、would、could、might、shouldのどれかが必ず入ります。
even if 仮定法過去完了
Even if he has been in America, he wouldn’t be able to speak English.
彼はアメリカに住んでいたとしても英語を話すことができなかっただろう。
仮定法過去と似た表現ですが、違いは文Aが過去完了を使うという点で、過去の事実とは異なるという特徴があります。
この例の場合には、彼はアメリカには住んでいなかったという事実がわかります。
文Bには仮定法過去と同様にwould、could、might、shouldのどれかが必ず入ります。
even though 〜たとえ〜でも
Even though you are my friend, don’t use my pc.
例え君が私の友達でも私のパソコンは使わないで。
even though A,Bという形で、even ifととても似た意味ですが、Aの文には事実が来ます。
そこがeven ifとの使い分けのポイントです。(even if A,BはAの文には現実ではない仮定を用います。)
if もし ~なら
You can stay this room tonight if you don’t mind.
もし君が気にならないなら、今夜この部屋に泊まっていいよ。
Ifはかなり汎用性の高い接続詞ですので必須と言えます。
in order that そのために~
We work in order that we may eat.
私達は食べるために働くんだ。
in order thatに続く文には助動詞を用いる場合が多いです。そして今回はmayを使っているわけですが、それには少し小難しい理由があります。
上の例文「私達は食べるために働くんだ。」という文をもう少し読み解くと「私達は食べるようになれるためには、働くことが必要だ。」という文というニュアンスを含んでいます。
「~するためには」という表現をする背景に「何かができていない。だから~するためには、何かができるようになる必要がある。」というようなことが多いんです。
そのニュアンスを出すためにmayを使っているわけですが、ここで注意したいのが、mayの直訳では通じないということです。
mayは「~してもいい」「~するかもしれない」という意味の助動詞ですが、この場合には、未来に起こり得る可能性を示す。という役割を持っていると考えます。
他にもwillやcanも同じように未来を推量する役割があるので、in order thatとよく一緒に使われる助動詞となります。
また、in order toという似た表現がありますが、この場合には、to不定詞の副詞的用法にin orderが付随した形です。
in case ~に備えて
I have a spare key in case I lost it.
もし鍵をなくした時に備えてスペアを持っています。
同じ様にIn case ofと使う場合には、その後に名詞を置くだけになります。ですので、接続詞という範囲からは外れます。
Call me in case of fire.
火災の際には電話してください。
また、Just in caseも同じように便利ですので、ついでに記載しておきます。(接続詞ではない)
念の為にという意味で、文末で使用することが多い。
Call me back just in case.
念のためにかけ直してください。
in the event that その場合には
I won’ be there in the event that he didn’t invite me.
彼が私を誘わない場合はそこには行かないよ。
この表現では、万が一というようなニュアンスが含まれています。
例文では「ないと思うけど、彼が誘ってくれないなら行かない。」という感じです。
lest ~しないように、~するといけないので
I’ll tell him now lest he forget it.
彼がそれを忘れるといけないので、今伝えておくよ。
I’ll tell him to not forget it.と書き換えることも可能で、こちらのほうがより口語的です。
now that 今は~だから、すると
Now that he is getting married, let’s not to invite to the party.
今彼は結婚するところだから、そのパーティーには誘わないでおこう。
Now that I think about it, you’ve been hate him since long ago.
考えてみると君は昔から彼が嫌いだね。
now thatには主に2つの意味があります。
1つは「今は~だから、~できる。~できない。~すべき。~すべきでない。」など限定的な状況だということを表現できます。
2つ目は、「~してみると」というような表現の場合です。やはり一番思いつくのは「考えてみると」とか「昔を振り返ってみると」のような表現です。
once ~の後すぐに
Call me once you get home.
家に帰ったらすぐに電話してください。
onceはあまり馴染みのない接続詞と感じるかもしれませんが、ネイティヴスピーカーは結構使う表現です。
when、afterでも代わりに使うことができますが、「すぐにやる」というニュアンスを表現することができます。
総意味では、as soon asが一番近いかもしれません。(as soon asで置き換えも可)
only ただ~
1)ただ・・・なだけだ
2)ただ・・・を除いて
3)ただし・・・の条件ならだが
1)He is a nice guy only he is upset now.
彼はいいやつだよ、ただ今は動揺しているだけだ。
2)That was fun only I had sprained my ankle at the time.
楽しかった、その時足首を捻挫したことを除けばね。
3)You can use my car, only pay for the gas.
私の車を使っていいよ、ただガソリン代を払ってね。
onlyは使い方に応じた意味に変化します。よく「しかし~」とどう違うのか?と疑問に思うことがあるかもしれませんが、上記の3つの使い方と覚えておけば問題ないです。
only if ~の場合に限り
He will pass the examination only if he goes the seminar.
そのセミナーに行った場合に限って彼はそのテストに合格するだろうね。
条件を限るようないい回しです。
only ifだけのワードを見ると、「ただ~もし」と訳してしまいたくなりますので、注意が必要です。
provided that ~であれば
Let’s play golf this weekend provided that it doesn’t rain.
雨が降らなかったら週末ゴルフしよう。
provided thatは「if」ととても似た意味ですが、より強い印象です。〜であるならば〜しよう。などのように。
口語ではthatを省略することが多いです。
また、providing thatも同じ意味として使います。よりカジュアルな表現という違いだけになります。
since 〜だから
Since I’m Japanese, I have the habit to pray at Shrine New year’s day.
日本人だから、私は元旦に神社でお祈りする習慣があります。
sinceで「〜だから」と訳しますが、becauseと比べると原因の強さが違います。
becauseを使う場合には、理由を強く表現しますが、sinceはみんながその原因や理由をすでに知っている場合などにsinceで表現します。
supposing もし〜なら
Supposing you broke up with your girlfriend, I’d let you meet to someone.
もし君が彼女と別れたなら、誰かに君を会わせるよ。(紹介するよ)
ifと同じように「もし〜なら」という意味です。
that 〜ということを
I heard the news that my sister gets married.
妹が結婚するというニュースを聞いたよ。
thatにはとても似た構成の関係代名詞とう用法があるので、混乱しやすいという問題があります。
ただ、細かい分類は違っても、意味する内容に大きく違いは現れませんので、そこまで気にする必要はありません。
than 〜よりも
He is taller than I am.
私よりも彼は背が高い。
比較級の表現で使用するthanですが、実は接続詞です。
そのためthanの後ろにSV構文がくる理由となっています。
though ~だけれども
I must do though I’m not good at speech
私はスピーチが苦手だけれどもやらないといけない。
althoughも同じ意味の接続詞ですが、その場合には、文頭にしか使えません。
thoughは、文頭でも、文の間にも使うことができます。althoughとthoughでは前者がフォーマルで、後者がカジュアルな表現です。
till 〜まで
I was jogging till I got calling from you.
until 〜まで
I was jogging until I got calling from you.
tillとuntilは同じ「〜まで」という意味です。
よりくだけた言い回しではtillをつかいます。
unless もし〜でなければ、〜しない限り
I would never pass the test unless I study every day.
毎日勉強しない限り、私は決してそのテストに合格することはないだろう。
unlessに続く分は、unlessにすでに否定の意味が含まれているため否定文にする必要はありません。
唯一の条件という点という意味も含まれます。例文では、「毎日勉強すること」が唯一の条件ということになります。
if notも似ている表現として存在しますが、唯一の条件ではないという点に相違があります。
when 〜とき
I’m going to clean my room when I got home.
家に着いたら、私の部屋の掃除をするつもりです。
I was watching TV when my mother came back home.
お母さんが家に帰ってきた時、私はテレビを見ていました。
文頭 ◯
文中 ◯
上記の2つの文には、従位接続詞、等位接続詞としての使い方が分かれています。
一つ目は、家に帰る。その後に掃除をする。という一連の流れがあり、またそれぞれを入れ替えることはできません。
2つ目には2つの前後の文が同時に起こっていることなので入れ替えが可能です。
つまり、両方の文が対等。等位という訳です。
ただ、こんな例もあります。
When you don’t know how to do, let me know.
どうやるかわからない時(場合)、知らせてください。
「〜とき」と訳すのは同じですが、状況を限定したりもします。
この場合のwhenも従位接続詞に当たりますので、基本的にwhenは従位接続詞であると考えるべきでしょう。
whenever 〜するときいつでも
Come our home whenever you like.
あなたが気が向いた時にはいつでも私たちの家に来てください。
whenで置き換えることもできますが、wheneverは「いつでも」とう意味がある点で、ニュアンスの違いが出ます。
Come our home when you like.
気が向いた時、私たちの家に来てください。
これと先の例文では少し違いを感じられると思います。このような違いがそれぞれにはあります。
where 〜するところに
Put the table back where it was.
下にあった場所にそのテーブルを戻してください。
whereには接続詞として、または関係副詞としての2つの用法がとても似ていて分類が難しいものです。
意味する中身は変わりませんが、もし詳しく分別を知りたい場合は、別記事にて書いていきますので、ご参照ください。
whereas 〜であるのに
My brother is so smart whereas I’m not.
私の兄はとても賢いのに、私はそうじゃない。
このwhereasはwhileでも置き換え可能な表現です。whileには「〜である一方」という意味があり、それはwhereasの「〜であるのに」という訳ととても似た表現です。
while 〜している間、〜である一方
I was sleeping while my brother was studying.
兄が勉強している間、私はねていた。
My brother is so smart while I’m not.
私の兄はとても賢い一方、私はそうじゃない。
「〜している間」「〜である一方」という2つの意味を持つwhileですが、「〜である一方」という表現はwhereasの「〜であるのに」という接続詞でも言い変えることが可能です。
wherever 〜の場所はいつでも
You can sit wherever you like.
好きなところに座っていいですよ。
whereでも置き換えて表現することが可能です。ただその場合には、いつでもというニュアンスがなくなります。
whether or not 〜かどうか
Nobody knows whether or not the decision was right.
その判断が正しかったかどうか、誰にも分かりません。
なかなか難しい接続詞だと思います。
単純にor notを使って似たように表現することが可能です。
Nobody know that the decision was right or not.
その判断が正しかったかどうか、誰にも分かりません。
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