さあ出かけよう。そんな時にどんな言葉を交わしますか?
「一時間後に出発しよう。」「一時間したら出発しよう。」
と誰もが一度はこんなセリフを使ったことがあると思います。
それでは、「一時間したら、」ってなんて英語で表現したらいいでしょうか。
Let’s leave in an hour.
Let’s leave an hour later.
Let’s leave after an hour.
さて、この中で自然なニュアンスを出せているのは、実は①のLet’s leave in an hour.だけなんです。
それでは、in later afterそれぞれどんな場面で使い分けをするのか、確認してみたいと思います。。
前置詞 in 今から〜時間後
Let’s leave in an hour. 1時間後に出発しよう。
I’ll call you in two hours. 2時間後に電話するね。
We’ll arrive in three hours. 3時間後に私たちは到着するよ。
inにはある範囲を表す意味を持っているので、「〜以内」と考えてしまいがちですが、「〜以内」としては使えません。
これは、なんだかinのイメージが変わってしまうくらい、分かりづらいですよね。
今から、一時間の範囲を’’超えたら’’と考えてもいいかもしれませんが、でも超え過ぎてもいけません。一時間後。です。
つまり、「今」という中心から、一時間という枠、範囲を想像すると、過去への一時間、もしくは未来への一時間の位置に区切りの線を引けますよね?
そのラインの上で、物事を行うというイメージです。
ただし、このinは「今から、未来への範囲」の場合に使いますので、過去への範囲は除外して考えます。
ですので、~時間後という表現になるわけです。
ここで、みんなが疑問に思うであろう「an hour laterじゃダメなの?」という疑問についても説明していきます!
また「〜以内に」という意味で使いたい場合はどの前置詞を使えばいいかも後述していきます。
前置詞 later 過去から〜時間後
A few years later, the man started to live there. 数年後、その男はそこに住み始めた。
映画で、「数年後~」のように急に年月が飛ぶときってありますよね?
そんなときに英語だったら、A few years laterのように、laterを使って表現するんです。
使い方は、過去のある時点から、その後を表します。
I understood what my dad said ten years later. 私は、父が言ったことを10年あとに理解した。
ちなみに、挨拶の場合は、過去のある時間から。というルールから外れます。
See you later.とかCatch you later.とか。
前置詞 within 今から〜時間以内
withinは「〜以内」という意味で、「〜時間以内」のように時間に対しても使うことができます。
Let’s leave within an hour.
I’ll call you within two hours.
We’ll arrive within three hours.
inをそのままwithinに置き換えるだけで、「〜後に」を「〜以内に」に変えることができます。
よく、このwithinとinの持つニュアンスを混同してしまいがちなので、注意したいですね。
前置詞 after 今から〜時の後
afterは「何時間後」とは使いません。
4時の過ぎとか、5時以降という具体的な時間の後、という表現になります。
また、時間以外にも、仕事、学校、パーティなどの後に。という表現もafterを使います。
Let’s meet after 6pm.
Call me after work.
Do you want to go shopping after school?
このafterの表現もinと混同しがちです。
あと一時間の後に出発しよう。という例を考えると、日本語訳に「~の後」があるので、afterを使いたくなってしまいますが、ネイティブスピーカーはそのようには話しません。
after 1 hour.で「1時間の後に」と理解できなくもない、伝わらないこともありませんが、その場合はin 1hour.と表現したほうが良いです。
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